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壊れる社会保障 [政治・政策]

どうされますか医師の先生!
まだ、自民に入れますか?

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自民党行政改革推進本部(河野太郎本部長)は19日、
各府省の事業の無駄を撲滅する方策をまとめた提言を公表した。
医療費抑制のため、全ての処方箋に安価な後発医薬品を調剤するよう求めたのが柱で、財政再建に取り組む姿勢を衆院選の公約に反映させる方針だ。
提言は、先発医薬品を調剤する場合、処方箋にその必要性を明記することを医師に義務付けるべきだと訴えた。
河野氏は19日、国会内で記者会見し
「先発医薬品を希望する場合には後発品との差額を患者の自費負担でお願いしたい」と説明した。
この後、河野氏は提言と、同本部がまとめた内閣官房と内閣府のスリム化案を菅義偉官房長官に提出した。菅氏は「しっかり取り組みたい」と応じた。


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ほほう。
いいですか?
後発品と先発品の有効性のチェックもせずに
後発品が原則というのも乱暴な話だ。
後発メーカーの中には、
「明日っから流通がなくなります。製造中止します」なんてとんでもないところがあるのが、理解されての発言か?
行政担当者は、どうでるか?
むかし行政の方が高血圧で受診した際に
「高血圧は慢性疾患ですから、薬剤は続けなければいけないですね。少しでもお安くするのに、後発品とう手もありますが」
と尋ねたときに、何といったか。

「いえ。私はお金のことはいいですから、先発品でお願いします」
こう、きたもんだ。
で。。。私も
「貴方はそうでも、貴方は三割ですからあと七割は国が負担するんですよね。国の問題でもあるんですよ?」と・・・
こういう人間をなんとかしろ。
そして、評価のある先発品の価格を安くしろ。
でないと、日本には創薬機能を持った製薬会社は存在しなくなる。
受け皿となる会社が存在しないならば、
当然、天下りは減るわな。

でもね。。。
社会保障のスリム化ってのは
もっともっと、しなきゃなんないところもあるんじゃないのかい?
支那や朝鮮人に対しての生活保護や
敵国人養成講座の廃止など、まだまだあるだろ。。。

西尾先生かく語りき [憂国]

1985年11月8日の衆議院外務委員会で土井たか子氏の質問に答えて、小和田恆氏は、サンフランシスコ平和条約第十一条において日本は裁判を受諾すると言っている以上、「裁判の内容をそういうものとして受けとめる、承認するということでございます」と答弁しているが、これは解釈の間違いである。
 平和条約第十一条は巣鴨に拘禁されている戦犯を赦免、減刑、仮出獄させる権限は講話が成立した以後、日本国にのみあることを明示している内容でしかない。
国際法学者・佐藤和男氏は、「日本は東京裁判そのものを十一条で「受諾」しているわけでは決してない」こと、「講話後もあくまでも東京裁判史観に縛られることを良しとする日本悪玉論が政府内にも残っている」ことに強い警告を発している。

 小和田恆氏は運が悪いことに、皇室とは余りにもそりが合わない。なぜなら皇室は「無私」の象徴である。
事実、天皇皇后両陛下が国民の前でお示し下さっているたたずまいは、清潔、慎ましさ、控え目、ありのまま、飾りのなさ、正直、作為のなさ、無理をしないこと、利口ぶらない事――等々の日本人が最も好む美徳の数々、あえて一語でいえば「清明心」ということであろう。

 

 皇后陛下のご実家の正田家は、自家とのへだたりを良く理解し、皇室に対し身を慎み、美智子様のご父君は実業世界の禍いが皇室に及んではいけないと身を退き、ご両親もご兄弟も私的に交わることをできるだけ抑制した。一方、小和田恒氏はさっそく国際司法裁判所の判事になった。
小和田氏は領土問題などの国際紛争のトラブルが皇室に及ぶことを恐れないのだろうか。
雅子妃の妹さんたちがまるで皇族の一員のような顔で振舞い、妃殿下が皇族としての必要な席には欠席なさるのに、妹たち一家と頻繁に会っているさまは外交官小和田氏の人格と無関係だといえるだろうか。
 
 皇太子殿下は温順で、幼少の頃からご両親にも周囲にも素直だったといわれる。私が恐れているのは皇室がなくなるのではないかという危機感である。
つまり小和田氏は代替わりした皇室に対し外戚として何をするか分からない人物ではないか。

 
 
このように仰っておられます。
付け加えて書くとすれば、皇太子様ご成婚のさいに、ロールスロイスのオープンカーから沿道の方々にお手をお振りになられている写真。
その写真にあるのは、紛れもない「三色旗」である。沿道も続く三色旗は何を意味しているのであろうか?
東宮家所蔵と思われた品々がYahooに出されたときに写り混む殿下のお顔は、何を意味しているのであろうか?
小和田恆氏が国際司法裁判所で使用しているチェアマットに菊の御紋章があり、準皇族などという言葉を作り出したのは何故であろうか?チェアマットということは、自分の尻の下に菊の御紋章を敷いていたわけで、その人格的な欠落が見て取れる。



皇室が今後の世の中でも、長い歴史を紡いで行くことに阻害のある事実は取り払わねばならないでしょう。
そのように考えたときに、むしろ皇統の継続を考える事に繋がるのであるなら、不敬でもなんでもないとわたしは考えます。
先行きわかりながら、考えを止めてしまうことの方が、むしろ、不敬にあたるのではないだろうか?

雅子妃について [憂国]

Facebookでの会話から
若干改変しています。

 

この話は、なかなか口に出せない話題でしょう。
しかし皆が知り、考えなければならないことと思います。

 
 

【反日創価皇太子妃・小和田雅子氏49歳】

「神事や公務をしない」既成事実化と代替わりまでの時間稼ぎを許すな!

保守派は「なりませぬ!」と何故言えぬ!?

安倍自民党政権は徳仁廃太子・雅子廃妃・愛子廃内親王の決断を!

 

 

==========================================================================

「雅子二世」小和田愛子氏11歳。国民の前に出すのが恥ずかしいのに、

「愛子宮家」創設まで国民を欺き通すつもりか

http://bluefox-hispeed.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/11-63cb.html

から続きます。

依然として皇太子妃の地位にしがみつく、
皇族一の反日創価の売国奴・小和田雅子氏が49歳の誕生日を迎えたが、

同人の「病気療養」と称した公務怠慢かつ「静養」と称する遊興三昧は忌々しい限りである。

雅子氏誕生日に際してのご感想及びご近影(平成24年12月9日)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/gokanso-h24hn.html

および
東宮職医師団見解
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/kohyo/d-kenkai-h241209.html

であるが

雅子氏問題が未だに世論の理解を得られていないのが現実だ。

拉致問題でいうなら、今もって「拉致疑惑」と呼ばれていたころの段階を未だに脱していない。

そのことが雅子氏一味を強気にさせている一因になっている。

昨今の産経新聞・東宮礼賛プロパガンダ・皇室ウィークリー、雅子氏のことは一言も触れず、

2週連続で小和田愛子氏の”ご優秀伝説”流布に必死だった。

>(256)バスケ、チェロ、ゆでたまご… 愛子さまお忙しい日々 

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121208/imp12120807000001-n1.htm

こうした強引な持ち上げの胡散臭さについては、すでに前回のエントリで触れているが、

数少ない保守系の産経新聞が、まるで「愛子天皇」を待望しているかのような事態が他にも起きている。

関連情報として下記を挙げる。

社の方針に反して女性宮家容認をアルバイト執筆した産経記者

http://d.hatena.ne.jp/sankeiaidokusya/20111211/p1

RT拡散【はてな支局へのコメント】

東宮お抱え記者・友納尚子の夫は産経新聞記者:どうりで産経新聞の皇室記事が東宮偏向するはず。

東宮・小和田〜友納〜産経ライン:産経も本心は「愛子天皇」待望

http://bluefox-hispeed.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/rt-2718.html

これでは保守系の読者までがミスリードされかねず、心配でならない。

これまでにも述べてきたが、拉致問題など他の問題では正論を説く頼もしい方でも、
雅子氏の問題になるとおかしくなってしまう人は少なくない。

かの石原慎太郎氏もそうであり、小池百合子氏もそうである。産経も広い意味では同じ。

実際には外務省の一職員でしかなかった雅子氏が「優秀な外交官であった」という誤りを未だに信じ込んでいる人が、

識者の中にさえいるのだから驚きである。

だから余計に世論に浸透しないのだ。

こうした言論界の現状も、雅子氏の問題が一向に解決に向けて進展しない一因である。

皇太子徳仁氏もすでに雅子氏に隷属状態であり、末尾に示した画像資料のように創価学会信者である。


安倍政権には、徳仁廃太子の決断を否が応でもしなければならないときがくるだろう。

いかに政権が保守であっても、天皇家が反日に支配されてしまっては、
日本国が計り知れない打撃を受けることになる。

北朝鮮・中国・韓国などは、
平成皇太子一家の反日性・反社会性などとっくの昔に見抜いているはずだ。

平成皇太子夫妻に触手を伸ばし、日本の国益を損なう事態に追い込まれる

徳仁廃太子・雅子廃妃は、皇室そして日本の将来のために、絶対に成し遂げなくてはならない。

日本人諸氏よ、特に保守派よ、もう、雅子氏の問題から逃げることは許されない。



【拡散・本サイト初掲載】

①雅子妃実母小和田優美子が皇室の品であるはずの雅子氏のブローチを着用!

小和田家は皇族の血族の立場をカサに皇室を私物化しています。

②今なお準備されている愛子反日創価天皇への下地

https://twitter.com/nihonjintamasii/status/277036007096975361

>たかすぎ しんさく@nihonjintamasii12月7日

>怒りの電凸!【内閣官房皇室典範改正準備室 】TEL.03-5253-2111(代表)。

私「政府は女性宮家創設や皇室典範の改正を決定したのか?」

担当者「していません」

私「決定していないのに女性宮家創設パブリックコメント募集や皇室典範改正準備室はおかしいだろ!」

担当者「・・・」

【連絡先】 内閣官房皇室典範改正準備室
       〒100-8968 東京都千代田区永田町1−6−1
       TEL.03-5253-2111(代表)

安倍信者に告ぐ [雑感]

三橋先生の移民亡国論よりの一節だが、、、
どうしても、これだけは見ていてもらいたい。
もし三橋先生が間違ってたなら、安心できるじゃないか。
しかし、俺だけは大丈夫と思って、起こしてしまうのが飲酒運転。
そんなことしっかり考えてるさとして起こったのが、311のフクイチの事故だったね。
で、そのとき、君らはなんと言った?
「想定してないのがおかしい」なんて言った方もいらっしゃったね。
さて、引用しよう。





日本がチベットやウイグルと同じになる日
 現在の状況が継続すると仮定すると、日本に流入する外国人の多くは「中国人」になる。日本列島の居佳者の過半が[中国に出自を持つ人」となった場合、わが国を本当に「日本国」と呼んでもかまわないのだろうか。
チペットやウイグル、さらには台湾に引き続き、日本国も中華人民共和国の「洗国」の餌食になると考えないほうが、おかしいのではないか。
 日本の文化、伝統、歴史、価値観、ライフスタイルは、日本国民が日本国民として生きていくうえで、欠かすことができないものだ。日本列島に居住する人口の過半が「中国に出目を持つ人」になったとしても、われわれはなお日本人としてのアイデンティティを維持したまま生きていくことが可能なのか。とくに中国人が日本国の要である「皇室」に対し尊祟の念を持つとは、とても思えないのである。
 この種の入口シミュレーションを平気で公開している時点で、日本の政府官僚は「国家観」を欠いていると断言せざるをえない。
そもそも、現在の日本にとって、移民政策とは完全に「安全保障」の間超でもある。
政府関係者は、外国人と安全保障の関係についてはどのように考えてぃるのだろうか。
 もっとも、移民を推進する日本の官僚にせよ、政府の各種会議に集う「民間議憩たちはせょ、あるいは政治家にせよ、100年後の人口について本気で心配している人などしょせんは少数派だろう。彼らは、たんに「グローパル市場」における企業の競争力(価格競争力)を高めるために、外国人労働者を日本に流入させ、国民の実質賃金を引き下げようと図っているにすぎない。人口問題は、たんなる方便として使われているだけなのだ。
 さらにいえぱ、彼らはもちろん、日本国民が、「1年間に20万人の外国人を移民として受け入れる」といった過激な政策に賛同するとも思っていない。
最初の時点では、「とても実現不可能な提案」をぶち上げ、その後、より現実的な案を提案し、譲歩したふうに見せかける。
そして、日本国民に、「ああ、何だ。その程度ならばかまわないか」と思わせ、少しずつ事を進めていくのが、彼らの常套手段なのだ。



どうだろうか?
このように考えて、慎重論を取ることは間違っているだろうか?
むしろ、「大丈夫だ。いまの政権は悪いようにしないに違いない」などと思考放棄をすることは、いいことなのだろうか?
私には、申し訳ないが、責任を放棄してしまっているようにしか見えないのである。

河野談話にしてもそうでしょ?
われわれが、「検証をして誤りだとわかりながら、政府として破棄しないのはダブルスタンダードだ。誤りなら破棄すべきである」と言えば、「破棄したら国際社会からの日本の信用は落ちる。第一段階はこれでいい」などという反論があった。
しかし、そこはどうなっただろう?国際社会はどう動いただろう?

イメージできない人達には、イメージできないなりの結末しか待ってないだろう。逆に余計なイメージをする人間には、余計な道程を歩いてもらうことになるだろう。
わたしは、もしこれが余計なイメージだとしても、将来長い道程を歩くようになったとしても、国が滅ぶよりもマシだと考えている。

佐賀の例の猟奇殺人 [雑感]



犯人は、何事もなかったかのように、生活を送るでしょう。
少年法という壁で守られ、
かつ障害者にしたてられようと壮大な計画のもと、
生きながらえます。
こんな計画性をもった殺人で、
かつ殺人後に落ち着き払ってネットに投稿するなど、ある種の違和感を感じます。
父親の商売がら、障害者は無罪となることをしった彼女は、
障害者として見られるように犯行後からわざと奇異な行動をしたのではないかと。
また、「少年法で守られるなら、親が一生かけて償いをすべき」です。


それから、犯人は殺人の前に、二度も金属バットで父親を襲っています。
それで金属バットでは、人間の頭蓋骨粉砕はできないと勉強しています。
だからこそ、ホームセンターで岩や大きな石を砕くためのハンマーを購入したのです。
そうでなければ、説明がつかないことばかり。
これを殺意・計画性と言わずになんというでしょう!
被害者は、猟奇的に殺害されたのは事実です。そこに犯人を庇う必然は見出だせません。
もし精神鑑定をして心神喪失であったとしても、厳罰に価するでしょう。
これを手伝っている弁護士という職業は信頼できない職業ですね。

まず、被害者はネットでも晒されました。
しかし、本当に謝らなければならない犯人の両親は代理人を立てて一度も出てきません。

また、発言は、自己弁護ばかりです。
どう考えても、おかしくはないでしょうか?

移民亡国論より [日記]


安倍首相はいわゆる[保守派]と呼ぱれている政治家の1人ではなかったのか。
保守的な政治の定義は、
「過去から受け継いできた文化、伝統を大切にし、『国民国家』である日本国を大事にし、順境に合わせて制度をメンテナンス(保守)していく」
ではないかと考えているわけだが、
現在の安倍首相の労働政策に関する「指示」の数々は、
本当に「国民国家、日本」を大切にしたものなのだろうか。
わが国の文化や伝統、歴史を将来に引き継ぐという
「意志」が込められているのだろうか。
とてもそうとは思えない。

繰り返しになるが、現在の安倍政権の労働政策は、一貫して間逮っている。
むろん、政策の目的を「経世済民(国民を豊かにする)」ではなく、
グローバル企業の人件費削減による「国際競争力(価格競争力)」の強化や、
竹中平蔵氏が取締役会長を務めるパソナグループなど、
人材派遣会社の「利益拡大」とするならば、
一貫して正しいわけだが、安倍首相はいったい[誰のための政治]をしているのだろうか。

安倍政権への批判 [日記]

三橋先生は、移民亡国論の中で、以下のように書いておいでです。




ちなみに、竹中平蔵氏は2014年5月10日に放映された
「激論コロシアム」(テレピ愛知)において、
筆者(三橋貴明先生)らと討論した際に、
「正規社員は日本最大最強の『既得権益』である」という趣旨の発言をした。
筆者は、雇用が安定し、会社への忠誠心が高く、
さらに安定的な所得を利用し、消費や投資を拡大する正規社員こそが、
わが国の経済成長の源であると考えているわけだが、竹中氏は真逆なのだ。
それにしても、安倍氏が首相の地位に返り咲く前に語っていた
「瑞穂の国の資本主義」とは、いったい何だったのだろうか。
一部の大手グローパル企業や産業競争力会議の「民間議員」とやらが会長、社長を務める特定企業の
「利益を最大化する」という話だったのか。
そもそも、扶養控除の縮小廃止の検討指示にせよ、
「女性の活躍推進」のための外国人材の活用指示にせよ、
安倍首相は
「働く女性はすぱらしい。主婦は悪い」
という価値観でも持っでいるのだろうか。
そうであるならば、ずいぷんと差別的な話だ。
個人的には、専業主婦だろうが、キャリアとして働いている女性だろうが、
輝いている女性は輝いているし、輝いていない女性は輝いでいないと思う。
各女性の価値観を大切にして、
それぞれが主婦なり、
仕事をするなり、
好きな道を選ぶことができる環境をつくるというならともかく・・



このようにおっしゃっているわけだが、もう一つ気になることがある。
安倍晋三が返り咲く際に、よく言っていた言葉に
「美しい国、ニッポン」
という言葉がある。
この文章はよく観察すると、主語がどこにあるのかさえ不明瞭である。
「美しい国」→「美国」と言い換える。
はて、「美国」とはどこだろうか?
そう。アメリカである。

「アメポチになろう!それが一番素晴らしい我が国の姿に違いない」

なんてね。

国家の裏側 [雑感]

『三橋貴明の「新」日本経済新聞』より

From 柴山桂太@滋賀大学准教授


昨年、スノーデン事件についてメルマガに書きました。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/08/15/shibayama-14/

このときは、まだ報道されたばかりだったのですが、
今年になってこの事件の内幕を描いた本が出版されています。
本日はその感想を。

グレン・グリーンウォルド『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(新潮社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4105066919
http://honto.jp/netstore/pd-book_26191288.html

著者は、この事件を最初に取材したジャーナリスト。
この大スクープが、ガーディアン紙の記事になるまでのいきさつが、
当事者の視点から詳しく書かれています。
またスノーデンが持ち出した機密文書についても、本書でおおよその概要を知ることができます。

私が興味をそそられたのは三点あります。
スノーデンの人物像、
NSAの活動実態、
そして日本との関係です。

まず、スノーデンの人物像について。
告発場所に香港を選び、最終的にロシアに亡命したこともあって、
スノーデンは中国やロシアのスパイだったのではないかという疑惑が根強くありました。
しかし本書を読むと違うようです。

彼の思想信条はリバタリアニズム。
アメリカ自由主義者でも最右派の考え方です。
尊敬する政治家はロン・ポール。
中央銀行の廃止や、連邦政府の権限縮小を唱えていることで有名な「小さな政府」主義者です。

スノーデンが告発に踏み切ったのは、
不法に国民を監視しているという政府の悪事をあばき、
権力の肥大化を食い止めるというリバタリアン的心情だったと思われます。
国民監視の実態だけでなく、
アメリカ政府による他国へのスパイ活動の記録まで公表したのも、
「多額の税金と人命を犠牲にしてまでアメリカが世界の警察官である必要はない」
というロン・ポールばりの政治信条の現れだったのかもしれません。

スノーデンの愛国心は、
アメリカが建国の精神を離れて政府権力を肥大化させることに、
異議を申し立てるという形で発揮されました。
もっとも、その彼が、最終的には理想と正反対のロシアに亡命せざるをえなかったというのは、
皮肉という他ありません。

二つ目に、NSA(アメリカ国家安全保障局)の活動について。
スノーデンのリークが世界的に注目を集めたのは、
アメリカが国内だけでなく世界中の電子通信を監視している実態が明るみに出たからです。

これまでもインターネットでのやり取りは全て監視されているのではないかという噂はありましたが、本書を読むとそれが事実であったことが分かります。
もっとも、電話での会話や、電子メールの中味をいちいち盗聴・監視できないので、
もっぱら通信記録のメタデータを頼りに、
さまざまな解析プログラムにかけて特定のターゲットを割り出す、
という方法を採っているようです。
メタデータの解析だけで、かなりのことが分かるとか
。インターネットは便利な道具ですが、それは一般市民にとってだけではなく、
市民を監視する側にとっても便利なのだということが、よく分かります。

NSAの標語は「すべてを収集せよ」です。
そのためには、通信会社や情報会社の協力は不可欠で、
マイクロソフトや
グーグル、
フェイスブックなどの大手企業の名前が挙がっています。
また、情報がとれるようマルウェアを作成して流していたという事実や、
アメリカから発送される通信機器に細工をしていたという事実などについても、
スノーデンが持ち出した資料から明らかにされています。

また、同盟国との協力も不可欠です。
アメリカと特に関係の深いイギリスを中心に、
オーストラリア、
カナダ、
ニュージーランドが
「ファイブ・アイズ(五つの目)」と呼ばれているとか。
日本も、「限定協力国」としてしっかり名前が挙がっています。

アメリカ政府は「対テロ」を目的に監視活動を正当化していますが、
スノーデンの文書にはテロとは無関係の、
外国の政府要人についてのスパイ活動の記録が含まれています。
また経済・産業についても、スパイ活動をしていたようです。
NSAはその情報を、
国務省、
CIA、
通商代表部、
農務省、
財務省、
商務省などの「顧客」に渡していたとのこと。

こうした情報収集活動は、別に驚くべきことではないという話は前にも書きました。
いつの時代にも、政府による監視や諜報活動はあります。
中国やロシアでは、「法の支配」が緩い分だけ、
これらの活動はもっと大胆に行われていることでしょう。
国家と自由の関係は、一般に考えられているよりはるかに複雑な問題を含んでいます。

もっとも、監視システムは万能ではありません。
情報を収集し解析するシステムがあっても、
それを動かしているのは人間ですから、見逃しもあります。
現にスノーデンはまんまと情報を持ち出しているわけですから。
スノーデンはアメリカの強力な監視システムを明るみに出しましたが、
彼の存在が、このシステムが万能ではないということも同時に証明しているわけです。

最後に、日本について。
私が本書を手に取ったのは、日本についての記述があるのではと期待したからです。
スノーデンは複数のインタビューで、日本で勤務経験があると語っていますし、
アメリカの盗聴記録には日本大使館などが登場するという報道もあります。

その辺りの事情を知りたかったのですが、言及はほとんどありませんでした。
ただ、貿易、経済スパイ活動の対象に日本が挙がっているという記述が、少しだけ出てきます。
その理由を著者は次のように語っています。

「経済スパイをする理由は明白だ。
貿易会議や経済会議の際、他国が計画している戦略を秘密裡に入手できれば、
自国の産業に計り知れないほどの恩恵がある。」(210頁)

要するに、経済交渉の場面で相手の手の内を知れば、
圧倒的に優位に立てる、ということです。
で、その対象に日本も含まれている。
TPP交渉でも、おそらく日本は丸裸でしょう。
なにしろTPPには「ファイブ・アイズ」のうち四カ国が入っているのですから。

この事件はさまざまなことを考えさせます。
私は、「政府によって人権とプライバシーが侵されている!」という恐怖はあまり感じません。
この事件が明らかにしているのは、
そういう古典的な問題とは違う、もっと現代的な問題であるような気がします。
国家が、法や憲法によって規定された「表」の部分だけでなく、
監視や諜報という「裏」の部分によっても成り立っているという政治学的な現実を、
少しだけ垣間見せてくれたところに、純粋に知的関心を覚えるわけです。

その「裏」の部分の存在を許容しつつ、
それでも市民的自由を守るというバランスを、どのように生み出すか。
この事件は、私たちにそういう問題を突きつけているように思うのです。

日本海軍 沖縄根拠地隊司令官 太田少将の電文 [憂国]

10547137_664920993588198_24052170_ed.jpg沖縄戦
海軍根拠地守備隊の、有名な電文です。
日本国民におかれましては
これをお読みになって、沖縄戦の知識を深めていただきたく存じます。
また、沖縄県民におかれましては
このように、あなた方のご先祖が戦い抜いた歴史があります。
それを、むざむざと捨て去らないでください。





発 沖縄根拠地隊司令官
宛 海軍次官

左ノ電□□次官ニ御通報方取計ヲ得度
沖縄県民ノ実情ニ関シテハ県知事ヨリ報告セラルベキモ県ニハ既ニ通信力ナク三二軍司令部又通信ノ余力ナシト認メラルルニ付本職県知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ之ニ代ツテ緊急御通知申上グ
沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ関シテハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ

然レドモ本職ノ知レル範囲ニ於テハ県民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ残ル老幼婦女子ノミガ相次グ砲爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ僅ニ身ヲ以テ軍ノ作戦ニ差支ナキ場所ノ小防空壕ニ避難尚砲爆撃ノガレ□中風雨ニ曝サレツツ乏シキ生活ニ甘ンジアリタリ

而モ若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ

所詮敵来リナバ老人子供ハ殺サルベク婦女子ハ後方ニ運ビ去ラレテ毒牙ニ供セラルベシトテ親子生別レ娘ヲ軍衛門ニ捨ツル親アリ

看護婦ニ至リテハ軍移動ニ際シ衛生兵既ニ出発シ身寄無キ重傷者ヲ助ケテ敢テ真面目ニシテ一時ノ感情ニ馳セラレタルモノトハ思ハレズ

更ニ軍ニ於テ作戦ノ大転換アルヤ夜ノ中ニ遥ニ遠隔地方ノ住居地区ヲ指定セラレ輸送力皆無ノ者黙々トシテ雨中ヲ移動スルアリ

是ヲ要スルニ陸海軍部隊沖縄ニ進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只々日本人トシテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン

糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ

沖縄県民斯ク戦ヘリ

県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ





電報の現代語訳
沖縄県民の実情に関して、権限上は県知事が報告すべき事項であるが、県はすでに通信手段を失っており、第32軍司令部もまたそのような余裕はないと思われる。県知事から海軍司令部宛に依頼があったわけではないが、現状をこのまま見過ごすことはとてもできないので、知事に代わって緊急にお知らせ申し上げる。

沖縄本島に敵が攻撃を開始して以降、陸海軍は防衛戦に専念し、県民のことに関してはほとんど顧みることができなかった。にも関わらず、私が知る限り、県民は青年・壮年が全員残らず防衛召集に進んで応募した。残された老人・子供・女は頼る者がなくなったため自分達だけで、しかも相次ぐ敵の砲爆撃に家屋と財産を全て焼かれてしまってただ着の身着のままで、軍の作戦の邪魔にならないような場所の狭い防空壕に避難し、辛うじて砲爆撃を避けつつも風雨に曝さらされながら窮乏した生活に甘んじ続けている。

しかも若い女性は率先して軍に身を捧げ、看護婦や炊事婦はもちろん、砲弾運び、挺身斬り込み隊にすら申し出る者までいる。

どうせ敵が来たら、老人子供は殺されるだろうし、女は敵の領土に連れ去られて毒牙にかけられるのだろうからと、生きながらに離別を決意し、娘を軍営の門のところに捨てる親もある。

看護婦に至っては、軍の移動の際に衛生兵が置き去りにした頼れる者のない重傷者の看護を続けている。その様子は非常に真面目で、とても一時の感情に駆られただけとは思えない。

さらに、軍の作戦が大きく変わると、その夜の内に遥かに遠く離れた地域へ移転することを命じられ、輸送手段を持たない人達は文句も言わず雨の中を歩いて移動している。

つまるところ、陸海軍の部隊が沖縄に進駐して以来、終始一貫して勤労奉仕や物資節約を強要されたにもかかわらず、(一部に悪評が無いわけではないが、)ただひたすら日本人としてのご奉公の念を胸に抱きつつ、遂に‥‥(判読不能)与えることがないまま、沖縄島はこの戦闘の結末と運命を共にして草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。

食糧はもう6月一杯しかもたない状況であるという。
沖縄県民はこのように戦い抜いた。
県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。

「移民亡国論」は素晴らしい [雑感]

10515312_663352933745004_20978033950.jpg三橋先生の移民亡国論を、もう一度じっくり読んでみると、
どうしてもここで止まってしまう。
安倍晋三はこのくらい、わかってるよな。わかってやってるなら、論外だが。

最近困ったことに・・
ある著名な論客も、いまは安倍批判をしてるときじゃないなんていう始末。
日本国のトップにいる安倍晋三が行う政策に対して、
いま批判しなきゃいつする?!
政界引退してからしても、おかしいだろ。

いいかい?
彼は、いちおうは総理なんだぞ。

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