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国語力の衰退と民度の低下 [雑感]

また、ウザったらしい内容の投稿である。




一部の人間だけだろうか?
国語力の衰退は目に余るものがある。かく言う私もそうかもしれない。
そういった点も考えてもらいたいのだが。

例えばの話である。
「わたしは○○党をずっと信じてるから、△△党には投票しない」
と言った発言を友人がしたとする。

そこで、この人はむかし××支持で○○を毛嫌いしてたよなと、
「あれ?いつから○○を支持するようになったの?××じゃないんだ」
と言葉を返すとする。

そうすると
「で?それが何か?」
との返答。

こちらは、「いつから」という事と、
「××じゃないんだね?」という二点を
聞いてるのだが、それに対する明確な返答はない。

「で?それが何か?」という挑戦的な回答が返ってくる。

すると、ここで疑問が生じてくる。
・言葉の意味がわからんのだろうか?
・始めは××を支持して、○○を毛嫌いした彼が、
 なぜ○○を支持して△△を毛嫌いするようになったんだろ?
・こっちに喧嘩を売ってるつもりなんだろうか?
という三点である。

日本語には行間を読むという無言の素晴らしい文化があった。
けれど最近は行間を読むどころか、「行間を読ませない」傾向にある。
つまり、行というものを形作らない
短い単語だけのコミュニケーションをしてしまう人間が増えた。
彼たちは、コミュニケーションと思ってはいるようだけれど、
それはコミュニケーションにはなっていない。
ただ自己満足のマスターベーションにしかなっていないのである。
漢字の使い方や読み方、書順がどうであっても、基本的な読解力なければ話にならない。

言葉の機能としては
伝達機能(思考や感情を他者に伝える)
思考機能(ものごとを考える個々の要素が言葉)
分類機能(ものごとの意味を区別する)

さらに文字で表すことにより
記録機能(ものごとを記号化して長期に保存する)
宣伝機能(より多くの他者に伝達させる)
などがあるという。


そして言葉というものには、言霊が宿ると言われている。
森羅万象あらゆる事象に、影響を及ぼす。


だからこそ行間の意を大切にしていくのは、日本人として当たり前の事だろう。

自分の事ばかりいう人間や、権利ばかり行使したがって義務を果たさない人間が多いのは
言葉の機能を使いこなせていない・・もとい、使いこなそうとしないからじゃないか?
日本人の素晴らしさは、日本語をもっと勉強していく事で開花する。




あなたが、何をしたいかなんてどうでもいいこと。
あなたが、自分の権利を行使したければすればいい。その前に、義務を果たしてから行使する事を考えてほしい。
これらは
常日頃から、わたしの頭に渦巻く言葉。
わたしをコントロールする言葉。






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